種別：刀
銘  ：濃州住江坂義国
時代：昭和
長さ：二尺一寸八分反り： 五分五厘元幅：32.6ｍｍ元重： 7.3ｍｍ先幅：23.0ｍｍ先重：5.6ｍｍ重量：1511ｇ（全体）      1154ｇ（鞘を払った状態）       757ｇ（刀身のみ）
江坂義国は、昭和初期に美濃国関で活躍した現代刀匠で、本名を正男といい、陸軍受命刀匠として軍刀の刀身を製作していました。この刀は、鎬造、庵棟、中鋒延び、身幅広め、鍛えは板目肌詰み、地沸つく。刃文は、互の目に足太くよく入り、僅かに砂流しかかる。茎は、生茎、目釘穴一つ、表に「濃州住江坂義国」と切り、裏に朱で何か書かれていますが判読不明です。処々にヒケや疵などは見受けられますが、身幅も広く、平肉のたっぷりとつき、長さの割に重量もございますので、抜刀にも向いていると思います。拵の状態も良く、切羽や鐔、柄には共通の番号が入っています。注意点として、鯉口をしっかりと入れないとストッパーが掛かりづらいので、ご使用になられる際には調整してください。

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